速いパッセージをピアノで美しく弾くために
2016/04/24
ピアノを始めて2年あまりのAちゃんは、とても小柄な女の子。
とても頑張り屋さん。
いつも練習をしっかりしてきてくれます。
小柄な女の子ですので、手を目一杯広げてもオクターブ(ド~ドやレ~レなど)は、やっと届くか届かない程度。
ですから、発表会に弾く曲は手が小さくても華やかに聴こえる「速いパッセージ」の多い曲、ランゲ作曲「小さなさすらい人」を選びました。
但し「速いパッセージ」を弾く時には、必ず注意が必要になることがあります。
まだ指の弱いお子様には、しっかりとしたタッチで弾けるようになることから始めなくてはいけません。
速いパッセージを美しく弾く3つの方法
1:始めは、1音1音どの音も強く深いタッチで弾く練習が大切です。
2:その為にも真逆のゆっくり弾く練習が大切になります。
3:同時にいろいろなリズムに変えて弾く練習を行なうと「速いパッセージ」でも音の粒が揃って綺麗に弾けるようになります。
お子様は、みんなどんな曲も速く弾きたがりがちですので練習には特に注意が必要になってきます。
速い練習ばかりしてしまうと信じられないでしょうが、ゆっくり弾いても綺麗に弾けなくなってしまいます。
でもAちゃんは、先生が教えたことをきちんと練習してきてくれます。
発表会では、きっと素敵な演奏ができると思います。
最後まで油断しないで練習頑張りましょうね!
クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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