あなたにぴったりのピアノ教室(講師)を選ぶ7つのポイント
2017/01/26
~前書き~
世の中にはいろいろなジャンルのピアノ教室、いろいろなタイプのピアノ講師がいます。
ジャズ・ピアノが得意な先生やリトミックが得意な先生など。
25年の講師歴での経験から、「あなたにピッタリのピアノ教室を見つける7つのポイント」を書いていきたいと思います。
1:ホームページに生徒さんとの交流がたくさんでているか?写真などたくさんあるか?
理由:写真がたくさんあるということは、その親御さんとの信頼関係が成り立っているという証拠です。
前もって良い感じの教室(講師)と分かっていると安心ですよね。
いくら良い教室でも書き込みだけでは、その教室の本当の雰囲気は伝わりにくいですし不安も残ります。
その為にも、写真などから生徒さんや親御さんの楽しそうな様子などが自然に感じられるホームページを探すことです。
また同時にその様子から、その講師の人柄や人間性も伝わってくると思いますので更に安心感が増す事と思います。
2:ホームページから親切さは伝わってくるかどうか?
理由:例えば、道案内。ただ地図を載せているよりも目印の説明がある方が親切さが伝わってきます。
このような小さな部分にも配慮して、ホームページを作っている先生の方が親切な可能性が高いですよね。
読んで下さっている方々にできるだけ分かりやすく丁寧に伝えようとしているホームページも、これから小さなお子様を習わせたいと思われる親御さん方の不安や期待に親身になって応えようしている可能性が高いと思います。
書き込みの文章を読んでいく中で、その奥からふっと感じられる温かさや優しさが感じられるかどうか。
この事も大事なポイントと思います。
3:専門性を持っているかどうか
理由:ピアノを責任をもって教えられる教室は間違いなく、そのジャンルの指導力にプロ並みの知識と経験があるべきだと思います。
どんなに経歴が華々しく演奏が上手でも教えるのが下手な先生はいくらでもいます。
演奏が上手と言う事と教えるのが上手というのは、イコールではありません。
今現在クラッシックなどを始め音楽と当たり前に言われている曲達は、バッハとベートーヴェンがいなければ無かったと言っても過言ではないなどetc・・・
このように、常に勉強をしてその事を踏まえたうえで、生徒さん方には分かりやすく楽しく指導が行える先生は専門性のある指導力のある先生だと思います。
また、ジャズ・ピアノを習いたい場合にジャズに関する歴史や演奏方法を知らない先生に習うべきではないですよね。
ちなみに私はジャズ・ピアノを教える事はできません。もし、ジャズ・ピアノを習いたいのであればジャズをしっかり勉強した先生の所へ通うべきです。
4:体験レッスンでのフィーリング
理由:どんなホームページでいいことを伝えていても一番重要なのは実際にお会いして決めるべきです。話しやすかったり趣味が同じだったり、幼い子の指導経験が豊富だったり、子育ての経験があったり・・・
先生によって性格や考え方は様々です。
直接先生にお会いして体験レッスンを行うことは、先生の人柄や教室の雰囲気を感じる事が出来ますのでとても大事な事です。でぜひお勧めします。
そして、色々とご心配なことや親御さんの質問や疑問にも一つ一つ丁寧に親身になって対応してくれるかどうか?
更に、そこで先生とのフィーリングがあえば安心して習う事が出来ますよね。
このように会話を直接する中で、ベストな先生を選ぶべきだと思います。
5:レッスン料金を月謝が「安い」というだけで決めないほうがいい
理由:レッスン料が妥当かどうかは、サービス内容、他の評価などいろいろな角度から考えてしっかり考慮して頂くことが非常に大事です。
ピアノ教室によって同じサービスでも月¥5,000のところもあれば月¥10,000のところとレッスン料金に差があります。
指導時間も、指導内容も同じなのに、なぜこんなにレッスン料に違いがあるのだろうと不思議に思う方々多いのではないでしょうか?
一般的に施設費(例えばどんなピアノを使っているか)に違いがあったり、ピアノ講師の師事した師匠の違いによることが多いです。
6:大手教室でも個人教室でも指導力に差はありません。
理由:先生は一人ひとり違うことを忘れないで下さい。
大手教室でも先生によって指導力に違いがありますし、個人教室も同じです。
どちらかと言うと先生の指導の熱意や生徒さんへの真剣な向き合い方の度合いは、大手教室よりも個人教室の方が大きい傾向がみられます。
個人教室は、指導に熱意がなければ先生一人が指導しているためずっと先生を続けることはできません。
熱意があるからこそ生徒数も多くなり経営できるのです。
けれど、大手教室でも熱意ある先生はたくさんいます。
7:ホームページに使用する教材についての丁寧な説明があるか。
理由:特に小さなお子様がピアノを始める場合、お子様たちが自分から興味を示す教材であれば教室へ楽しみながら通えますよね。
最近の、初心者のお子様向けの教材の豊富さには驚くばかりです。
昔に比べて楽譜も数えきれないほどの種類があります。
ホームページで教材の写真や使用する理由が書かれていれば、その先生の親切さも伝わると同時に安心も出来ます。
また、そのような先生は常に子供達が楽しみながらレッスンを行えるよう日々試行錯誤しているものです。
大手教室でも、個人教室でもたくさん比較してみて下さい。
大変な作業かもしれませんが、大切なお子様の将来のために何処が違うのか、メリット、デメリットをしっかりチェックしてあげましょう。
~後書き~
今まで長々とピアノ教室の7つのポイントをお話しさせて頂きましたが、なにはともあれ一番大切なのは、お子さまの気持ちです。
それを踏まえてピアノ教室をお探しの方に、すこしでもお役に立てたら幸せです。
クラビアートピアノ教室 田原礼子
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