ピアノと暗譜
2019/08/01
暗譜とは楽譜を見ないで演奏する事ですよ.
クラビアートピアノ教室のホームページトップの「ピアノが習い事に良い」理由の中で暗譜の素晴らしさをお伝していますが!
今日はさらに新しい角度から暗譜の素晴らしさのお話ををさせてください。
曲には、必ず作曲者が思い描いたストーリーがありますよね!
良い演奏とは、ただ楽譜通り間違えないで弾く事ではないんです。
例えば、一つも間違えないで弾けたとしてもピアノの鍵盤を乱暴に叩いて音を出したとしたら
誰でも必ず(ピアノを弾いた事の無い方々でも)
嫌〜な音
と感じるはずです。
作曲者達が生きていたら当然そんな演奏したら
「ええ〜」
「そんなの私の作った曲じやないよ!」
と激怒するかもしれませんよね(笑)
でも皆さんは、
「じゃあ !作曲家が思うストーリーをピアノで素敵に表現するにはどうしたらよいの?」
になると思います
だから、その答えの一つが暗譜なんです、
演奏する上で暗譜をしていると余裕が出来ます。
ですから、日頃のレッスンの中で学んでいる美しい演奏を出来るようになる為の方法!
この事を演奏に取り入れる余裕が出来るようになります。
自分の耳で音色や表現を細かいところまで確認しながら演奏する事が出来やすくなるはずなんです。
だから当然!
暗譜=素敵な演奏
になる訳です。
ただ、連弾(何人かで演奏する)の場合は楽譜を見て演奏しますが、これにはちゃんと理由があります。
そのお話は、また次回に!
とさせてくださいね!
クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
関連記事
-
たまには、ピアノ作曲家の面白話はいかがですか?
リストのピアノ演奏会に訪れたブラームスのお話しです。 ピアノ演奏は、もちろんピア …
-
ピアノが上手って何?
何をもって上手な演奏? 皆様は、何をもって上手な演奏と思いますか? すらすらと早 …
-
ドビュッシー作曲「月の光」
今宵は十五夜 お天気が心配でしたが、座間市でも嬉しい事に今まさに夜空に美し …
-
ピアノの構造と美しい音色との関係
グランドピアノというと美しくスタイリッシュなフォルムと白と黒の鍵盤を想い浮かびま …
-
20世紀ショパン弾きピアニスト第一人者ルービンシュタインは並外れた絶対音感と暗譜力があった!でも?
ルービンシュタインは、幼い頃より絶対音感と暗譜力に優れた子供だった! 7人兄弟の …
-
ピアノ発表会での緊張!
とんな素晴らしいピアニストでも緊張しない人はいません。 良い演奏をする為には、適 …
-
学友M氏にピアノの調律して頂くと色々勉強になります。
半年ぶりにピアノを調律して頂きました~♥ 腕の良いM氏の調律はいつも仕上がりが素 …
-
〜アップライトピアノの可能性を探る〜コンサート(その3)
今日は、ちょっと専門的なお話になつてしまいますので、つまらないかもしれません。 …
-
復元された100年前のピアノ
7月5日ゲンプ氏最後のお弟子ピアニスト田村美和先生のコンサート後の事です。 コン …
-
ピアノでバッハとベートーヴェンを弾いて学ぶ事が、とても重要な理由
ベートーヴェンは次元が違う偉大な作曲家です。 ブラームスもシューベ …
- PREV
- Rちゃんとミニ発表会!
- NEXT
- 復元された100年前のピアノ