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ピアノ演奏の上達に繋がるCDの聴き方

      2016/02/15

CD 現代に於いては皆さんが大好きな曲を気軽に聴ける無くてはならないものですね。

IMG_0640.JPG 私たちは、何故CDをこんなに愛するのでしょうか?

理由は、人それぞれ色々な意味合いがある事と思います。

人生を歩む時人は誰しも、楽しい時、辛い時、悲しい時、どんな時にも音楽と結びついた思い出があるのではないでしょうか?

また、そのような時に元気をもらったり、勇気づけられたり、励まされたり~

その他にもリラックス効果で至福のひととき頂いたり~

音楽の力って凄いですよね!

それを現代に於いては簡単に好きな時聴けるCD

本当に有難うさまさまです。

しかし、ピアノの練習の為にCDを聴かれる為には注意が必要です。

ピアノ演奏の上達する聴き方があります。

1:始めて演奏する曲をCDで聴いてみたい場合

始めての曲をCDで聴く場合はまず、最初に一回だけの方が良いでしょう。

その後は、曲を仕上がるまでの練習期間はできるだけお聴きにならない事をお勧めします。

そして、ほぼ仕上がった時に思う存分お聴き下さい。

そうすると多分殆どの方が、自分のオリジナルの曲に仕上がっている事を確認できますし、表現力アップに繋がっていきます。

始めから頻繁に聴いてしまうとピアニストのコピーの演奏となりがちになり、自分で表現する力が付きにくい原因となりがちです。

ですから、とくにお子様の情操教育に於いてもピアノ練習の中でのCDの聴き方は大事な要素と思います。

2:同じ曲でも、できるだけ多くのピアノ演奏を聴き比べられたら最高です!

私事の独断と偏見で恐縮ですが、一部の作曲家によって私の好きなピアニストを並べてみたいと思います。

ベートーヴェンは、ケンプ氏です~♥

著名なたくさんのピアニストが演奏されるベートーヴェンのイメージとかなりかけ離れた演奏をされることに最初は正直驚きましたが、今ではそこが大好きです。

モーツァルトは、現在世界中でモーツァルト弾きとして注目される日本人ピアニストの内田光子氏です~♥

見事に、これぞモーツァルトと言わせる音色で演奏されます。

内田光子氏は、指揮者小澤征爾と共に数年前に長野県松本市で毎年夏に開催される「サイトウ・キネン・フェスティバル・松本」に出演された事がありますのでご存知の方も多いかと思います。

ショパンは、ルービンシュタインですね~♥

かの有名な「幻想即興曲」皆さんも御存知のとうり物凄く速く演奏される曲ですよね。

殆どのピアニストが速さを競うように弾きこなされますよね。

でも、ルービンシュタインは他のピアニストに比べ遅い速度で弾かれるのですが最高な美しい演奏なのです。

これには感動しました。

速い曲を速く弾くのは当たり前。

速い曲をこの速さで弾いて美しいと思わせるピアニストはルービンシュタイン以外にはいないのでは?と私は勝手に思っています。

今まで何故この様なお話しをさせて頂いた理由は何だと思いますか?

たくさんのピアニストの演奏を聴き比べる事の大切さをお伝えしたかったのです。

どういうピアニストが好きか?

どうして、何処が好きなのか?

人に言われてではなく自分自身で決められると言うだけでもうあなたは、かなりの表現力豊かな演奏をされる力を持っているはずです。

3:表現力多様な印象派の曲は、特に聴き方に注意を。

特に印象派と言われる曲は(ドビュッシー、ラベル、サティー等)演奏するピアニストのによっての表現の仕方が多いのに驚かされるばかりです。

ということは、印象派の曲をを弾くと言うことは特にそれぞれの感性を問わられるという事にもなります。

そこが難しくもあり、楽しさでもあります。

ですから、同じ曲をたくさんのピアニストの曲を聴き比べられたら印象的派と言う曲の楽しさを知るとともに自分自身が演奏する為の表現力の上達に繋がると思います。

でも聴き方には注意が必要です。

ドビュッシーを例にあげて説明させて頂きたいと思います。

ドビュッシーの曲を弾く前に聴くお勧めのピアニストがいます、

モニク・アースと言うピアニストです。

理由は個性的で多様な表現で演奏するピアニストが多い中で楽譜に忠実に演奏される数少ないピアニストだからです。

それなのに、どの曲も実に美しく奏でているのです。

この楽譜に忠実に印象派の曲を美しく奏でる」ことが出来るというのは、「ある意味凄い」ことなんです。

普通の人がモニク・アースと同じような弾き方をしたらつまらない演奏としか思えないでしょう。

けれど、この教科書のような模範的な演奏なのに素晴らしい

ですから、最初に聴くことによって惑わされることなく自分自身の表現を見つけやすくなるからお勧めなのです。

表現力を磨くためには、印象派の曲は魅力的な存在です。

だからこそ、自分の演奏力を付ける為のCDの聴き方が大事になってくるのです。

CDを聴く時「楽しみの為」「ピアノ上達の為」の聴き方は違うということです。

この事を忘れないで是非ご自分なりに素晴らしい「CDの活用方法」を楽しみながら探して下さいね~♪

 

クラビアートピアノ教室     講師 田原礼子

 

 

 

 

 

 

 - ピアノ練習方法

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