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ドイツ ベヒシュタイン社の専属ピアニストだったM・T先生と学友ピアノ製作者M氏の語るピアノとは?

      2016/04/08

東京赤坂のユーロピアノ社での講習会

18年前に学友のピアノ製作者M氏の紹介でお会いしてから私や私の娘がお世話になってきましたピアニストM・T先生とピアノ製作者M氏とで

「ピアノ制作とピアニスト・ピアニストの考えるピアノ」とのテーマで開催されました。

聴講者は、私のようなピアノ教育者と現役ピアニストの為の講習会です。

思った通りの実に充実した講習会でした。

ユーロピアノ社は世界の三大ピアノのベヒシュタインと「私の教室で使用しているザウター」を制作するドイツのベヒシュタイン社の日本唯一の代理店です。

ピアノの中は、一番底のハンマーとその上に張ってある弦、その上にフェルト(ダンパー)があります。

ダンパーは、弦の消音の役割がありますのでピアノ右側のダンパーペダルを踏むとダンパーが弦から離れ澄み切った大音量になります。

所で余談ですがベヒシュタインのダンパーは、緑色で「希望」と言う意味があるそうです。

世界の三大ピアノには、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファー、スタインウェイがありますがすべて創業者の名前だそうです。

ですが、ベヒシュタインの一族は今はもういないそうです。

ベヒシュタイン社の創業の過程と由来

ショパンやリストが演奏会に使用したピアノは、当時のフランスのプレイエルと言うピアノでした。

コンサートを終了する度にピアノは壊れてしまいました。

そこで、壊れないピアノに改良されたのがベヒシュタインだったのです。

改良する度に5年の歳月を要しました。

木と金属と皮とフェルトを使用しての手作りの時代弦を張る時のパーンパーン言う音で良い音になるか、悪い音か分かったそうです。

使用する木は10年寝かしたものを使用しています。

この木は、イギリスの家具やバイオリンの名器ストラスバリューにも関わっているそうです。

講義下さるM・T先生は、25年前から最近までベヒシュタイン社の専属ピアニストでいらした方です。

出来上がったフルコンサートピアノをすぐに弾きこみ200分の1の正確さで20時間でピッタリ合わせるため!

また、普通のサイズのグランドピアノは200分の1の正確さに合わせるために一週間かけて弾き込むピアニストそれが専属ピアニストなのです。

ですから、ピアノの構造を知り尽くした数少ないピアニストですからピアノの最大限の良さを弾きだす演奏力には、いつも驚かされています。

響板を振動させる200分の1の正確さを1年様子を見て、初めてショウルームに出すということですのでお金と時間がかかるのは当然です。

私のホームページで私自身がお話しさせて頂いているように、

まず、同じ事をM・T先生も最初におっしゃいました。

「良いピアノ程、汚い音、綺麗な音がハッキリわかる」

良いピアノで弾くと1台のピアノでも、一人ずつ違うピアノを持っているように人によって音も変わるともおっしゃっていました。

フォルテ(ƒ)強く、ピアノ(ρ)弱くと言う音楽用語がありますが、同じρでも寂しいρ、優しいρがあるように音色を考えて弾かなければならない事。

右側のダンパーペダルをちょっと踏んで、ちょっと乗せる感覚でフェルト(ダンパー)の弾力を使って柔らかい音色を出すなど。

圧巻だったのは、M・T先生のモーツァルトの「幻想曲」を弾いて下さった時です。

幻想曲とは即興演奏と言う意味があります、

ですから、モーツァルトは自身で即興演奏した曲を後から楽譜に書き下ろした曲です。

この曲を演奏して下さいました。

元々、ベートーヴェンやモーツァルトの時代のピアノはフォルテピアノと言って現代のようなピアノではありませんでした。

と言うより、かなり違うものです。

ですから、この時代の曲を現代に於いて演奏する時は、ペダルを使いすぎることを控える事が多いのが現状です。

ですが、先生はスケール(ドレミファソラシド~~~~~~~等)の速いパッセージをダンパーペダルをしっかり踏み込むのではなく、物凄い速度で踏み込む動きを微妙に踏み変えながら美しい音を奏でるのです。

普通でしたら美しい音でなく濁った汚い音になってしまうでしょう。

このテクニックを操れるのはまさにピアノの構造を知り尽くしているからなのです。

この様な素晴らしいテクニックを駆使した演奏を聴けた事で私は心からの感動を覚えました!

また、左のソフトペダルは通常3本の弦を1本のハンマーで叩いて音を出していることをシフトを動かす事で弦が2本になるため音量が小さくなりますので、弱く弾く事と勘違いしている方が多いような気がします、

しかし、本当の使い方は音色を変える為に使用されるべきものです。

また、ソフトペダルを間違った使い方をするとチェンバロのようなシャンシャンといった音になってしまいます。

弦にちょっとかかる程度柔らかい音になるそうです。

M・T先生と18年前にお会いしてからレッスンを受けさせて頂いたり公開レッスンを見せて頂いたりしたお陰で私の生徒さんにピアノの中を見せながらのレッスンが大事である事を沢山教えられて来ました。

そして微力ではありますが、生徒さんたちにピアノの中を見せながらのレッスンも行えるようになってきました。

今回の講義でもまた、たくさんの新しい発見がありました。

私は、M・T先生やピアノ製作者であるM氏のようにいつまでも謙虚に勉強し続けなければいけないことを演奏上のテクニック等の勉強だけでなく、今回の講習会で改めて教えらました。

生涯自分なりに勉強し続けて、その知識を惜しみなく生徒さん方におすそ分けし続けたいと思います。

頑張りますね~♥

本当の意味での良いピアノに興味を持たれた方! 是非クラビアートピアノ教室で良いピアノの音色とはどういうものかをお気軽に聴きにおいでくださいね!

 

クラビアートピアノ教室   講師   田原礼子

 

 

 

 

 

 

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