練習をしない生徒に取り入れたいレッスン
ピアノを習いに入会される生徒さんは、皆さんが初めてと言う方ばかりではありません。
お引っ越しなどの理由で今まで習っていたピアノを続けさせたいと入会される生徒さんもいます。
ただ、ご本人が進んで習いたいと言うお子様ばかりではありません。
楽しいと言う思いがなくなって仕方なく続けていると言うお子様もいます。
それでは いつから どうして 楽しくなくなったのでしょうか?
幼稚園の先生みたいにピアノを弾きたい。
お友達が弾いているのを見て自分も弾いてみたい。
そんな夢と希望を持って 習い始めたお子様たちが多いと思います。
そうはいっても幼いお子様たちは、ご両親の意思でピアノを始めた子が殆どです。
ピアノは、お家での練習をしなければ上達しません。
その現実を知らないで ピアノを始めるお子様が多いのは当然です。
でも、練習が嫌いでもピアノが好きと言うお子様たちも多いのです。
それでは、どうしたらお家での練習が出来るようになるか考えてみましょう?
1:プロを目指している訳でなければ、教材にとらわれず取り敢えずお子様の弾きたい曲を弾く。
どんな曲を弾いても練習をすればピアノは、上達します。
好きな曲を弾く方がモチベーションも上がりますし、楽しいはずです。
楽しいと思う事が出来れば、殆どの子供達は自ら練習すると思います。
目標をもたせる事が大切です。
弾きたい曲が弾けるようになると言う事は自信になります。
2:自信は、教材の幅が広がっていく!
好きな曲をを弾く事でピアノが上達すれば、目標も高くなります。
目標が高くなり更に好きな曲を弾けるようになれば
自らピアノの上達をしたいと思うはずです。
と言う事は
嫌だった練習曲も自ら弾こうと言う意欲が出てきます。
3:講師は、コミュニケーションとレッスンの工夫が大切
ご家庭でも、講師も 練習しないお子様に「練習しなさい」と言う言葉は 逆効果です。
だからと言って すぐにやめさせるのは講師としてはどうでしょうか?
講師は、練習をしてくる生徒さんを指導するのは、楽に決まっています。
逆をいえば、練習をしない生徒さんの指導を困っただけで終わらせるのは
「逃げ」だと思います。
お預かりした生徒さん皆さんへの責任が講師にはあるはずです。
現代は、豊かな時代です。
その事はとても素晴らしい事です。
一方 昔のように厳しいレッスンについて来られるお子様は殆どいない事と思います。
今の豊かさの中で育つお子様たちは、ひと昔前の「我慢」を知らない事は当たり前です。
お子様たちはゲームなどの遊びは大好きですよね!
「ゲームよりピアノが楽しい」と思わせられたら講師として最高ですよね~♫
ピアノ講師である限り私はレッスンを出来得る限り楽しいと思わせられる指導の工夫をし続けなければいけないと改めて思います。
そして一人ひとりの生徒さんが、クラッシックに限らずいろんなジャンルの音楽を楽しみ続けられる人生を歩めて頂けたら講師としてこんなに嬉しい事はありません。
クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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