7月の発表会に向けて その1
2017/03/14
4歳から指導させて頂いている社会人のTさんは、発表会の曲をドビュッシーの「夢」と言う曲をご自身で選ばれました。
社会人の方は、お忙しい!
練習時間を確保するだけでも大変な事!
でも、発表会迄に毎年 しっかり曲を仕上げる事が出来ています。
もちろん4歳から習って下さっているのですから ある程度のテクニックがあるのは、当然の事です。
けれど仕上がりを間に合わせる最も大切な理由は, 限られた時間の中での効率の良い練習の方法を知っているからです。
幼い頃から大人になるまで習い続けて下さっている方ですから、譜読みは早くご自分でどんどん進めてレッスンにいらっしゃいます。
ですから講師の指導は音色の変化や表現はもちろん
ドビュッシー等の作曲家が作曲したロマン派の難しさ それぞれの曲によっ「光や影」「時の流れ」などのロマン派特有の表現を指導させて頂く事になります。
でも、これがロマン派を演奏できる楽しさの醍醐味なんです。
もちろんある程度のテクニックがついた子供達にも、ロマン派の曲を発表会で弾いて頂く事は何度もありました。
ただやはり、テクニックだけでなく表現力に於いては すべてのお子様とは断定出来ませんが やはり大人ならばの表現力に差があるのはしかたないと思うのがロマン派の曲だと思います。
Tさんを含めてすべての生徒さんが美しくロマン派を弾けるようになる為には、練習曲でしっかりとした芯のある音が出せるようにならなければなりません。
いろいろな音色やロマン派特有の表現力作り出すことが出来るようになる為には、柔らかい音色に聴こえてくるため 芯のあるしっかりとした音は必要ないと思う方も多いかもしれません。
しかし、芯のある音を出せるからロマン派の曲を美しく奏でられるのです。
「柔らかい美しい音色」と「芯のない浅いタッチの音」とは全く違います。
これを勘違いして 鍵盤の底までのしっかりした「深いタッチ」を忘れてしまい「浅いタッチ」になると「こもって濁った音」しか出せなくなるので美しい演奏は出来ません。
これでは、本末転倒です。
以前私のブログで20歳~25歳の表現力の伸びは、言葉では言い表せない程素晴らしいと書かせて頂きました。
まさにTさんの演奏には、この言葉がぴったりなんです。
良い選曲をして頂けたと今から発表会が楽しみです。
クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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