小さなお子様がピアノのレガート奏法をマスターする為に!
昨年末に入会下さったAYちゃん
まだ、レッスン3回目にも関わらず「ピアノドリーム」1巻をぜ~んぶ弾いてきてくれてました。
おまけに 音符などのお勉強の「ワークブック」も終わらせてきてくれて先生は嬉しい悲鳴!
30分のレッスンの中で行なうのは大変な曲数!
でも、AYちゃんの頑張りに取り敢えず出来るところまで全部弾いてもらい
たくさんたくさん 褒めてあげました。
でも、ピアノ初心者には意外と難しい基本的な弾き方があるのです。
それは、レガート(滑らかに繋げて弾く)の弾き方です。
AYちゃんもAYちゃんなりに、頑張って練習してくれた「努力」は素晴らしい事!
ただ、やはり 2回のレッスンで練習してきてくれた曲は、このレガートで弾く事はできていませんでした。
でも、勘違いしないで下さいね!
AYちゃんが出来ないという事では、決してないと言う事です。
2回めのレッスン後レガート奏法を教えていないまま、年末年始が間に入ってしまった事も大きな原因だったのです。
このレガート奏法は、AYちゃんのようにピアノ初心者の誰も正しいレガートを弾けない事を経験して
そこから滑らかに繋げて弾く練習をして身に付くことなんです。
たかがレガート
されどレガート
レガート奏法は、ピアノという楽器を弾く上でとても大切な基本中の基本です。
そこで今日のレッスンは、最初はAYちゃんが一生懸命練習してきた曲を気が済むところまで弾いてもらい
「努力」して弾けるようになった事をたくさん褒めてあげました。
ピアノと言う習い事は、水泳などと違ってお家での練習が上達には、とても大切な事だからです。
とくに、小さなお子様には これからの練習で「努力」し続ける為には上手にモチベーションアップさせてあげる事も大事な事!
まず、頑張った事に対しては、心から褒めてあげる事も講師の仕事と思っていますから~♥
しかし、ここから基本的なレガートの指導は絶対にしなければいけない事です。
でも、無理は禁物!
そこで、気が済むまで曲を弾いていく中で
「ド」と「レ」をレガートで弾く練習を何度も繰り返し弾いてもらいました。
レガートの弾き方
まず、レガートで弾けない理由は次の音を弾く前に弾いた音の鍵盤を上げてしまうからです。
ですから、先程お話ししましたAYちゃんに
「ド」を鍵盤から離すと同時に「レ」を弾く
この前の音を離すと「同時」に次の音を弾けばレガートになるのです。
a;前の音を早く離してしまうと音がプツプツきれて聴こえてしまいます。
b:前の音を遅く離すと次の音をと一緒に聴こえてしまう瞬間がある為濁った汚い音となってしまいます。
ですから、AYちゃんのように小さなお子様にも このように大事なポイントは必ず指導しなければいけないのです。
ただし、特にお子様の集中出来る時間は限られています。
集中出来る時間を見極めて短時間で行なう事が大切と考えます。
ですから、「ド」と「レ」をレガートで弾けるだけでも しっかり覚えていける事が大事なのです。
無理をすることはありませんし、他の生徒さんと比較する事もありません。
何回も同じ事をレッスンの度に
それぞれのお子様にあわせて指導していけば
「レガート」と言う弾き方は、最初は難しく感じても間違った練習さえしなければ必ず身に付きます。
AYちゃん
今までどうり一生懸命練習して、きれいなレガートで弾けるようになりましょうね!
先生はとても楽しみにしていますよ~♥
クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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