作曲家でピアニストのブラームスと発明家エジソンとの意外な関係
2016/09/21
そして、どちらかと言えば「渋さ」と「重厚感」に」あふれていて今からの秋に似合う作曲家だと私は勝手に思っています。
その中でピアノ曲からのお話しを少々したいと思います。
「ラプソディ1番」 「ラプソディ2番」 「6つの小品」
「パガニーニの主題による変奏曲」
どの曲も大人の表現力があるところがブラームスの曲の醍醐味ではないかなあ~
そして、どちらかと言えば「渋さ」と「重厚感」にあふれていて今の秋に似合う曲。
私が勝手に思っているだけですが!
ですから私個人としては、お子様方よりは大人の生徒さんに弾かせたいと思う曲が多いです。
まあ、私一人の勝手な気持ですので皆さまの選曲を考える時の参考になって頂けたら嬉しいです~♪
ところで、ブラームスとエジソンが大の仲良しだった事ご存知ですか?
初めての「録音機」と言えばエジソンの発明した「蓄音機」
仲良しだったことで最初に録音したのが、ブラームスのピアノ曲だったそうです。
現代の若い皆さんは、音楽を聴くのはCDが当たり前ですよね。
エレクトロニクス時代以前までは、現在のCDのようなものを「レコード」と呼ばれていました。
それが、日本では初めて蓄音機で呼ばれていたもので聴くことができるようになったのです。
ところで現代の皆さまの殆どの方!
蓄音機とは、どのようなもの?
と思われる方が多いと思います。
ビクターという会社をご存知のかたでしたら
ビクターの有名な「ロゴマーク」蓄音機の前で犬が音を聴いている姿を思い浮かべる事で「蓄音機」の姿を想像してくれることが出来たら
と思います。
でも、蓄音機にもいろいろとあったようで!
私が幼い頃隣の叔父の家にあった蓄音機はビクターのロゴマークには程遠い(その当時は名前も知らない程幼かった私ですが!)手動で何か棒のようなものを回してから使用していた微かな記憶があります。
かなり初期のものだったのではないのかと思います。
叔父がいない今では、どのような機種だったのか知る事はできませんが!
その後は、私自身も使用したことがある電気で聴けるレコードプレーヤーが長い間主流になり現代のCDに繋がってきたのです。
ただ、本来の意味は「蓄音機」=「録音機」なんだそうです。
機械に弱い私にはこれ以上の事はわかりません。(ゴメンナサイ!)
ブラームスとエジソンは大の仲良しのお陰でエジソンが発明した(蓄音機」から現代私達に無くてはならないCDが聴けるのですね。
その後エジソンの発明から12年後ボーゼ博士によりSPレコードへのロウ管シリンダーに録音され保管されているそうです。
ただ、ブラームスには可哀想ですが録音状態は保存上の理由によりとても悪いそうですから残念ながら聴いて楽しめるレベルではないようですね!
でも、現代において「CD」などで当たり前に録音された音楽を楽しめるのは、エジソンの発明により「ボーゼ博士」と「ブラームス」の存在があったからなのですね~
そこに作曲家ブラームスが関わっていたなんて~
二人にとっては、偶然ので出会いかもしれません
が、
出会いがなければCDもなかったかもしれないのですから
本当に不思議で、素敵な事!
感謝 感謝の一言につきますね!
何はともあれ、歴史に残るお二人にこんな繋がりがあったなんてなんだか不思議と共にビックリですね!
後、余談ですがブラームスは日本の琴をこよなく愛してくださったそうです。
なんだか日本人の私としては、ブラームスがさらに身近に感じる嬉しいエピソードです~♪
クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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