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ピアノ曲の速いパッセージを楽に弾けるようになる為に!

      2021/06/13

ピアノで速いパッセージを美しく弾く姿に憧れを抱いているこども達多いですよね!

そこで、このようなタイトルのブログを書かせて頂こうと思いました。

速いパッセージを弾く為には、練習を頑張るだけで出来ると言う事ではありません。

でも、勘違いしないでくださいね!

練習は嫌いでも練習しなくては、残念ながらピアノは上達しません。

ただ、一生懸命長時間練習をしても間違った弾き方をしてしまうなんてもったいない!

悪い癖がつき上達どころか手指を痛めるだけになってしまう可能性があるんです。

練習をしても速く弾けないのには、原因が必ずあるはずなんです。

ところで余談になりますが、最近、脳科学的からの演奏に関わる体の動きについての著書を読みました。

そこで、ちょっとびっくり!

私自身がこどもの頃ピアノのレッスン受けていた時

「小指と薬指は弱い指だから強くしていきましょう」

と言われ続けてきましたのにです。

けれど、その著書には、小指は強い指と断言されていました。

だから、ここで私は考えてみたのです。

そこで、あくまで私個人の考えですが、小指と薬指は弱いと言うより独立した動きがしにくいと思つた方がいいのではと?

なぜなら、私の知識の中には1.2.3の指には1本ずつ神経が通っているのに小指と薬指は2本の指に1本の神経で動いているとあるんです。

ですから先程もお話したように、あくまで私の個人的な考えですよ!

弱い強いと言う前に独立が出来ていない事の方に比重を多く置いてレッスンや練習をしたらどうかなあ?

そして、最終的にしっかりしたタッチを身につけられるのではと思った訳です。

その事を踏まえた上で

速く演奏をする部分を速く弾く為の練習方法を考えてみました。

スケール(ドレミファソラシドなどの階段状の音列を弾く)の場合を例としてお話して行きたいと思います。

ご存知の方も多いかとも思いましたが、その前に指番号についてお話させて下さい。

右手も左手も同じ指が同じ番号です。

1の指は親指

2の指は、人差し指

3の指は、中指

4の指は、くすり指

5の指は、小指

この事をこれからお話する間少々覚えておいて頂ければと思います

ドレミを1.2.3.の指で弾いた後1の指を2.3.の指の下をくぐらせて次のファソラシド1.2.3.4.5.の指で弾きますね!

ピアノ初心者は、誰もがこの弾き方を学んでいると思います。

間違いではありませんが、この演奏方法では速く弾く場合どうしても限界があるんですよ!

では、どうしたら良いか?

ここが一番気になりますよね。

まず、全ての指を独立させる事が出来る楽譜はたくさんありますから(正直、練習曲つて楽しいと思うこども達あまりいません)

でもそのような教材は、ピアノが楽しいと思い始めた時期に使用できたら理想的なんですが〜

そこが中々難しい!

でも、先程お話した4と5の指を独立させる練習方法を学ぶ事はとても大切!

でも、こども達にとっては、楽しくない!

ここが講師泣かせはなんです。

ですから私の教室では、初見で弾く事が得意になれるよう

音符カードでのタイムトライアル!、

ピアノ初心者からブラインドタッチで(楽譜だけを見て手は見ない)で弾く事を行なっています。

初見が得意になれば、苦手なこども達より練習は嫌じゃないと思います。

練習曲で4と5の指を独立させるレッスンを行う事で、全ての指がしっかりしたタッチで弾けるようになれば!

もう、しめたものです。

ここからが速いパッセージを速く弾けるだけでなく全てのピアノ上達の原点となりますから!

しっかりしたタッチとは、

(.前回の「脱力」についてのブログ中にもお話していますので興味がおありの方は、是非お読みいただきたら嬉しいです。)

よく言われる「粒の揃った美しい音」を出せるようになるという事です。

前置きが大変長くなってしまつてごめんなさい!

さて、いよいよその事が基本と考えた上で下記にスケールを例にあげて速いパッセージの弾き方を下記でお話しますね!

まず、スケールとはドレミファソラシドなどの音列を順に弾いて行く事です。

スケールも色々な演奏方法がありますが

まず基本の弾き方で説明させて頂きます。、

1:常に指は、常に鍵盤に対して真っ直ぐの状態で弾きます。

2:まず上降系(ドレミファソラシドな上がってゆく場合)は、小指引っ張る感覚弾きます。

3:下降系(ドシラソフアミレドなど下に下がってゆく場合)は、親指で引っ張る感覚でひきます。

4:1の指を起点にくぐらせる時手首をあげながら素早く)1の指を移動させます。移動する際も指は鍵盤に向かってまっすぐです。

 

イメージとして

上行系は、小指に糸がついていてひつばる

下降系は親指に糸がついていて引っ張る

実際に糸をつけるわけでは当然ありませんがこのようなイメージで弾くと自然に指は鍵盤に向かってまっすぐになっているはずです。

上記の演奏方法でスケールを速く弾いてみると楽に感じられるはずです。

この演奏方法は基本中の基本です。

でも、早いパーセージを演奏出来るのはこれだけではないと言う事も覚えておいて頂ければと思います。

また、楽に感じられなけば、他に悪い原因が何かあるはずなんです。

例えば、一つの例としてですが 肩や手首など間違った場所に力が入って力んで弾いている場合などです。

お一人お一人違いがあるとは思いますが、何か原因か探す事が大切です。

また、スケールに限らず(1)の指は鍵盤に対して常にまっすぐにとは、どのような演奏方法にも共通する演奏方法なんです。

ぜひ、マスターして頂きたいと思います。

正しい弾き方を学んでいる方は、この方法で素早く楽に演奏出来るようになるはずです。

憧れの曲をたくさん弾けるようになる為に

ぜひ、このスケールの弾き方からお試し頂き一人でも多くのこども達が、いろいろな演奏方法を楽に速く弾ける感覚をつかんで頂けたら嬉しいです〜😊

クラビアートピアノ教室   講師   田原礼子

 - ピアノ練習方法

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