ピアノ楽譜「ハノン」効果的な使い方
2017/12/27
ピアノに限らず何かを行なう場合、準備する事は大切です。
特にスポーツなどは、準備体操を必ず行ないますよね~
理由は皆さまもご存知通り、体を慣らし、怪我などのリスクを減らす為ですね。
ピアノにも準備の為の練習教材があるんです!
昔からよく使用されてきている「ハノン」と言う教材です。
同じ指の動きで音階事に、上がったり、下がったりしての練習が出来ます。
今は、亡き名ピアニスト中村紘子さん
かつて「ショパンコンクール」で入賞された日本人ピアニストです。
中村紘子さんは、この「ハノン」一冊を毎日、最初から最後まで弾かれてから、曲を練習をなさっていたと伺った事があります。
正直、ピアノの準備体操のような曲集ですから楽しいと思われて弾かれる方は殆どいないのではないでしょうか?
本当かどうか定かではありませんが、中村紘子さんも、譜面台に楽譜とは全く違う本を読みながら弾かれていたと言うお話を聞いた事があります。
ハノン一冊分の曲は、相当の量ですし、後半に行くほど弾く難度も高くなります。
プロであってもかなりの時間を費やすでしょうから、毎日弾くのは退屈だったのかもしれませんね!
では、何故このような素晴らしいピアニストが毎日弾かれるのかと思われませんか?
答えは簡単です。
素晴らしい教材だからです。
もちろん、こども達は、一曲ずつですから安心して下さいね。
また、幼いこども達には、私はピアノドリームを終了から使用しています。
前回のブログで絵本のような曲集と、ご紹介させて頂きました教材です。
なぜ、そんなに素晴らしい教材をすぐに使用しないのと思われる方いらっしゃるのでは?
先程もお話した通り正直あまり楽しい教材とは言えません。
幼いこども達にピアノが楽しいと思わせる事が、まず大切と考えるからです。
音符カードで音符をスラスラ読めるようにしてから使用しています。
音符がスラスラ読めてからですと、同じ指の動きで上下して弾いていくだけですので、すぐに弾けます。
すると、それほど苦手意識を持たずに、すんなり入っていけます。
また、以前は、こども用のハノンがなく、楽譜の音符が小さく全曲入ってました。
こどもだった私にとっても、楽しい教材とは言えませんでした。
しかし、最近は「こども用のハノン」があります。
ちなみに、私の教室で使用している「こども用のハノン」は、表紙にきりんさんの絵が描かれています。
曲は全曲入っていませんが、逆にその事で音符を大きくする事が出来、普通のハノンと同じ曲が短くなっています。
初めてハノンを使用するこども達にとって少しでも気持良く弾いて頂けたらと思って選んだ「こども用」のハノンです。
~ハノン効果的な使い方~
1:正しい手や指の形を学ぶ
正しい手や指の形で弾くことが出来なければ、ピアノの上達は難しいと言いきれます。
それほど大事な、基本中の基本です。
一曲一曲が同じ動きをし続けますので、ハノンの初めの方の曲でしたら、譜読みが早く読めるようになっていれば、自分の手や指の動きを見ながら余裕を持って弾くことが出来ます。
自分の目で確認しながら、弾く事が出来ますから、正しい手や指の形で弾く事が出来やすくなるのです。
2:どの指もしっかりしたタッチで均等な強さで弾けるようにする。
指の強さは、誰もが均等で無い事は、ピアノを弾かれることの無い方でもお分かりになる事と思います。
特に、薬指や小指は、弱く動かしにくいですよね!
しかし、ピアノを弾く為には、どの指も均等の力で演奏しなければなりません。
均等にしなければ、美しい演奏は出来ません。
例えば、こども達が憧れる早いメロディーなどは、どの指も自由自在に自分自身の思う通りコントロール出来なければ、音が抜けてしまったり音が転んでしまったりして、思うように弾く音が出来ません。
しっかりしたタッチで弾くことが出来なければピアノの上達に限界が出来てしまいます。
~その事を克服する為に~
a:すべての音を(1}のような手で大きな強い音で弾く。
特に薬指と小指は、アクセントをつけるくらいの気持で弾く。
b::スタッカートやリズムを変えて弾く。
将来の可能性に満ち溢れているこども達には、是非取り入れて欲しい大切な教材と言えると思います。
長々とハノンについて説明させて頂きましたが、
何よりハノンの素晴らしい理由は
使用する意味合いは、違いますが、ピアノを習い始めたばかりのこども達から、ピアニストまで、生涯使用し続ける事が出来る楽譜であると思うからです。
座間市クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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