ショパンとピアノ講師
2017/12/27
たまには、このようなお話もいかがですか?
今日は、素晴らしいピアノ曲たくさん作曲し、ピアニストとして活躍したショパンについて語らせて欲しいと思います。
映画の中で使われたり、いろいろなところでBGMとして流れていますから,
クラッシックの曲に興味のない方でも、ショパンの曲とは知らずにどこかで聴いた事がある方、多いと思います。
現代でも愛され続けファンも多い作曲家ですよね~❤
私も、子供の頃、曲名も分からず素敵な曲だなあ~と思った中で
成長していく中でショパンの曲だったものが、たくさんある事が分かっていきました。
もちろん、他の作曲家の曲の中にもたくさん好きな曲はありますけど!
でも、今日はショパンについて語りたいと思います。
少しでもショパンに興味のおありの方が、私のお話にお付き合い下さって頂けたら嬉しいです。
たくさんの作曲家の中で、ショパンの曲の殆どはピアノ曲で、別名「ピアノの詩人」とも言われていますよね。
華麗で優雅な旋律は、心に響くメロディーで、ショパン好きには、たまらない魅力なのではないでしょうか?
たくさんのコンクールの中でもショパンコンクールは有名ですね。
このコンクールで賞を頂いたピアニストは、そうそうたるメンバーでそれぞれ素晴らしい演奏活動をしています。
ただし、ショパンを弾く素晴らしい演奏家達の中で、誰が良いかなど答えはないと思います。
それぞれのピアニストが、それぞれの感性でショパンの想いをメロディーにのせて演奏しているのですから~♫
あとは、歴史の上での偉大なピアニストの演奏を聴く側の私達の好みだと思います。
その事を承知して頂き、お話を進めていきたいと思います。
19世紀後半にも、ラフマニホフ、パデル不スキー等素晴らしいショパン弾きがいたようですが、残念ながら当時の録音技術が未熟だった為音質が悪く、聴くに耐えない状態のようです。
でも、綺麗な録音が出来ていたら是非聴いてみたかったと思いますね!
20世紀に入ってからの名ショパン弾きの何名かを私の独断でチョイスさせて頂き私の感想を述べさせて下さい。
まず、この方を除いてはショパンを語る事が出来ないと思います。
20前半に活躍したアルフレッド・コルトーです。
当時のショパン弾きの第一人者で、ショパン弾きの原点とも言われるピアニストです。
ショパン独特の世界を詩情豊かに演奏をします。
コルトーのこの演奏は、後のピアニストに影響を与えたと言われています。
ショパンを「ピアノの詩人」と言わせた事は彼の功績が大きかったと私は、考えます。
後のショパンを弾くピアニストにとって無くてはならないピアニストと言えると思います。
その後の素晴らしいショパンを弾くピアニストのほんの一部の名前を下記にあげてみたいと思います。
「クラディーミール・ホロビッツ」
「リヒテル」
「マルタ・アルゲリッチ」(この第7回ショパンコンクールで日本人の「中村紘子」と「フジコ、ヘミング」が入賞しています。)
ステニスラフ・プーニン(日本では、ブーニンシンドロームと言う言葉が生まれる程の人気です。)
エフギニ・キーシン
など、それぞれ個性的な演奏です。
ここからは、数あるショパン弾きの中から私事で恐縮ですが
個人的に好きな3人のピアニストのお話をさせて下さい。
まず、コルトーの10年後に生まれた
1:アルトゥール・ルービンシュタイン
現代でのショパン弾きの中でも聴衆に愛され続けています。
華麗なる演奏で、「鍵盤の王者」とも言われていますね!
ショパンと同じポーランド生まれで、幼い頃からマズルカ、ポロネーズなどの特徴的なリズムを持つ民族舞踊を自然に体に覚えていて
このリズム感がショパンを弾きこなせる稀有なピアニストとなった要因だと言われています。
2:サンソン・フランソワ
フランソワの演奏の魅力は、即興性にとんでいる個性的な演奏が多いですね!
テンポもリズムもその時その時自由奔放
でも、「聴く人を魅了」する不思議な演奏は、何とも言えないものがあるんです。
サロン的な演奏も彼の演奏の魅力です。
ショパンのノクターンOP9-2などは、彼の演奏が実に合うと私は思います。
ルービンシュタインとは、対象的な演奏家ですが、どちらも大好きです。
3:アシュケナージ
一つ一つの音を丁寧に、そして繊細に演奏します。
アシュケナージの弾くショパンは、新しい現代的なメロディーです。
今までとは、違った現代的な世界の美しい演奏で広く脚光を浴びています。
現代的な感覚で聴いてみたい方には、ぜひともお薦めです。
以上、あくまで、私の独断でお話させて頂きました。
皆さまは皆さまのお好きなピアニストでショパンをいつまでも愛し、聴き続けて頂きたいと思います。
座間市クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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