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〜アップライトピアノの可能性を探る〜コンサート(その3)

   

今日は、ちょっと専門的なお話になつてしまいますので、つまらないかもしれません。

ああ〜と

あくびがでてしまう方がいらっしゃったら

ゴメンナサイ〜(≧∀≦)

興味をもつて頂けて読んで頂けたら嬉しいんですが〜^_^

このコンサートは、前回の(その2)でもお話したフォルテピアノについて更に掘り下げたお話をさせて頂こうと思います。

コンサートで使用されたフォルテピアノは、1835年以前に使用されていた

幼い頃から神童、天才と言われたいた

有名な作曲家メンデルスゾーンが好んで弾いていたトレンドリンというフォルテピアノです。

 

ちょっと話しが戻りますが

それ以前の鍵盤楽器といえば1700年頃バッハの時代のチェンバロです。

その後にフォルテピアノと言う現代のピアノのもとになるピアノが生まれました。

チェンバロもフォルテピアノも形は似ていますが、音の出し方は、全く違うものなんです。

チェンバロは、ハープやギターなどのように一本の弦をはじいて音がでます。

フォルテピアノは、現代のピアノの初期のものですから1つの音を三本の弦をハンマーで叩いて弾く打楽器のようなものです。

そして、響板と言って1番下の板がある事で音が響いて出てきます。

ただ、現代のピアノと大きく違う事があるんです。

現代のピアノの響板は、一枚ですがフォルテピアノは下の写真のように弦の上にもう一枚響板があつて弦やハンマーが見えません。

鍵盤のタッチも現代のピアノに比べてかなり浅いそうです。

 

また、その当時は今のように大きなホールで演奏するのではなくて、サロンのようなコンパクトな場所で演奏しますので、音量は小さいのです。

ここで演奏者の平井千絵さんが

ベートーヴェン作曲の「月光」の一楽章を

フォルテピアノとアップライトピアノで弾き分けてくれました。

ベートーヴェンの楽譜には、ダンパーペダル(向かって右側の踏むと響くペダル)をずっと踏みっぱなしと書かれてるいるそうなんです。

フォルテピアノで演奏すると確かにあまり違和感がないんですよ!

アップライトピアノでの演奏はもちろんダンパーペダルを効果的に踏み変えないと音が濁ったりして聴けたもんじやなくなります。

この「月光」の弾き比べを聴いて

現代のピアノで演奏する「月光」とはかなり違うなあと思いました。

現代ではベートーヴェンの曲と言うと殆どの皆さんはかなり激しいイメージをお持ちのような気がしますが?

やはり、この時代のフォルテピアノではそのようには聴こえてこない事再確認出来ました。

20世紀巨匠ケンプ氏(ベートーヴェンの研究者)の最後のお弟子田村美和先生のレッスンでお話では聞いていましたが、

改めて、その当時のフォルテピアノで演奏するとこんなに違うんだと言う事がわかりました。

確かにケンプ氏のCDでの演奏を聴くと他のピアニストの演奏とかなり違う事!

気になっていたんです!

ベートーヴェンの第一の研究者ならでは演奏だからだった事!

ケンプ氏の演奏と田村美和先生のレッスンで教わった事の意味がよく分かりました。

ベートーヴェンの時代の曲は、あまりペダルを使わないと言う意味もわかりました。

疑ってた訳じゃないですよ!

言葉の説明より当時の実際の楽器の生演奏は、やはり分かりやすいです。

凄〜く勉強になりました。

ただ、一方で課題も出来ました。

ベートーヴェンの時代の演奏を忠実に再現するのと

ベートーヴェンが現代のピアノに出会っていたらどう演奏するのか?

この二つの狭間をこども達とのレッスンにどう生かしていくか?

一番難しい課題です。

ケンプ氏最後のお弟子田村先生とのレッスンではも、やはりいつもこの話題が出てきます。

答えは一つではないだけに難しいです。

また、今回演奏下さった平井千絵さんからYOU TUBEの事についてお話しがありました。

便利な世の中になって有り難いと思う同時にその弊害もあるとの事です。

私も日頃から思っていた事です。

YOU TUBEから聴く演奏に時々違和感を感じる事が多かったのです。

平井千絵さんもYOU TUBEでの演奏は、YOU TUBE向けの演奏方法になっている!

要するに、本来の演奏ではなくてYOU TUBEで聴き映えのする演奏があるとの事!

ですから、YOU TUBEを聴く事を全否定する訳ではありませんが、あくまで参考程度に聴いて頂きたいと私も思っています。

そして最後に!

私が最も伝えたい事!

フォルテピアノとベヒシュタインのアップライトで弾き比べてくれた平井千絵さんがおっしゃっていました。

現代のベヒシュタイン社のアップライトは、グランドピアノと同じくらいのレベル!

今までの常識をくつがえす大きなホールに置かれているグランドピアノに負けないピアノだとビックリしたそうです。

音が遠鳴りするんです!

遠鳴りとは、自分が弾いている音より遠くに行くほど大きく聴こえるという事!

普通のアップライトで、このような聴こえ方をするピアノは私は知りません。

だから、クラビアートピアノ教室にあるグランドピアノはもちろん

もう一台のベヒシュタイン社の「ザウター」は、私の自慢のピアノで間違えない事を再確認出来て大変嬉しく、有意義な一日となりました。

平井千絵さんとベヒシュタイン社に

ありがとう😊

ありがとうございます😊です。

クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子

 - ピアノにまつわるお話し

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