ブラインドタッチでピアノを弾ける為のレッスン方法
2018/01/05
まず、ブラインドタッチのレッスン方法の前に余談をさせて下さい。
社会人のMさん
体験レッスンを受けて頂き、即答で入会下さいました。
理由は、お仕事がシフト制なので、曜日と時間が決められてしまうとレッスンを受けられないとの事でした。
子供達が学校や幼稚園が終わる、いわゆるゴールデンタイムを除けば殆どの日時に合わせられるとお話すると
とても喜んで頂けました。
Mさんは、ピアノ初心者ではありませんでした。
進度をを見ると社会人ならではのマイペースで楽しくレッスンを受けられていたようです。
ところが、ブラインドタッチを取り入れたレッスンを受けた事が、全く無かったようです。
ブラインドタッチとは、手を見ないで演奏する事です。
このテクニックを習得するとピアノの上達に大きく貢献します。
初心者でない大人の生徒さんがこのテクニックを習得するのは、子供達より大変かもしれませんが、
Mさんにも、ブラインドタッチをレッスンに取り入れる事にしました。
理由は、上記の通りの上達と共に、ブラインドタッチを習得すると、初見で楽に弾けるようになるからです。
初見とは、字の通り、初めての楽譜でも、自分のピアノレベルにあった曲でしたら、すぐに弾ける事です。
この事が出来るようになると、ピアノが今よりもっと楽しくなるはずです。
ですから、子供達にもレッスンを初めたばかりからブラインドタッチのレッスンを取り入れています。
それでは
ブラインドタッチの為のレッスン方法を考えて見ましょう!
1:まず、4オクターブ程の音符を1分以内でスラスラ「あいうえお」のように読めるようにします。
スラスラ4オクターブと言うと子供達には、無理と思われる方が多いのではありませんか?
私のピアノ教室では、子供達がゲーム感覚でのレッスン方法で1分以内で読めるようになっています。
特に、特別な子ではなく、ごく普通の子供達です。
2:指や手の鍵盤への正しい置き方と指番号通り弾く大切さを知る
a::指や手は、常に鍵盤に向かってまっすぐに置く。
b;:楽譜に書いてある指番号は、無理でない限り出来るだけ忠実に使う。
3:和音を弾く時の指の動かし方の基本を覚える。
初心者は、まず左手から和音を弾き始める事が多いと思いますので左手での和音の動かし方で説明させて頂きます。
(ヘ音記号)での音符の「ドミソ」と「シレソ」の和音を弾く場合を例にして説明したいと思います。

丸で囲んだ「Ι」は「ドミソ」と「ν」は「シレソ」です。
指番号「1は親指」「2は人差し指」」「3は中指」「4は薬指」「5の指は小指」と覚えて下さい。
次に鍵盤上の「ドミソ」の写真を指番号と共に載せます。

次に鍵盤上の「シレソ」の写真を指番号と共に載せます。
これをピアノ初心者ですと、まず楽譜をみて「ドミソ」やとわかってから手を見て弾き、また「シレソ」を弾こうとします。
これを初心者だからと言って、そのように弾いていると初見が効かなくなるばかりか、上達も遅くなります。
では、この和音を手見ない、ブラインドタッチで弾いてみましょう。
まず、写真で1の「ドミソ」を手を見ないで写真でのνの左手[jシレソ」を弾く場合、
まず、「ドミソ」の和音を鍵盤に置くだけでなく、「ドレミファソ」を5の指から順番に置いておきます。
「ドミソ」も「シレソ」も指番号は下記の写真通り「531」で弾きます。

そのまま、手と指を載せたままで「シレソ」への動かし方が大事になります。
これが「シレソ」
写真を見ると「ドミソ」も「シレソ」1の指は、同じ(ソ」場所に乗っています。
まず、1の指「ソ」を動かさず5の指を左に1つ横の鍵盤に載せます。
但し、手と指の方向が鍵盤上対してまっすぐにしておく事を守らなければ、ブラインドタッチは出来ません。
この事を守って、左手でその一音動かす時にそのまま指を開くと写真の「シレソ」に指が当たり前に乗っている訳です。
これは、あくまでひとつの例です。
1,2,3,の事をまず、クリアしてブラインドタッチで弾く訓練を行なうことで、出来るだけ早く習得する事は、間違いなくピアノの上達につながります。
ピアノの上達を目指す皆さん 頑張りましょう~♫
座間市クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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