ピアノ発表会 (その2) Sちやんと「キラキラ星変奏曲」
2019/03/29
発表会の演奏曲をこども達自身に物語を考えてもらう第2段のお話です。
Sちやんは、小学4年生
今年の発表会で「キラキラ星変奏曲」を演奏する事になりました。
「キラキラ星変奏曲」は、モーツァルト作曲
テーマは、みなさんご存知の!
ドドソソララソ〜
歌いやすいので、幼稚歌や保育園の幼児も楽しく歌っているあの曲です。
とても明るく軽やかなメロディーでたくさんの方に愛されていると思います。
その、テーマのメロディーの後に
次から次へとバリエーション(変奏曲)を弾いて行く訳です。
だから、実際演奏をする時はそのバリエーション毎の変化を自分でイメージして表現する楽しさを知って欲しいんです。
このイメージを感じ取ると言う事は、どんな曲にも大切だと思いますから〜
まず、自分でイメージを持てると演奏しやすくなります。
そして、素敵な曲に仕上がるんです。
ですから、この変化をSちやんにも物語を作ってイメージしてもらう事にしました。
Sちやんには、物語を作りやすくする為に
こんなアドバイスをしてみました。
この曲の「テーマ」は、みなさんご存知のドドソソララソです。
一見演奏する事が、簡単に感じる方多い気がするんですが
一番自分の思いを自由に演奏して欲しいメロディーなんです。
そういう意味では、とても難しいかも〜です。
でも、自由に演奏出来る事に
まずここから いっぱ〜い Sちやんに楽しんでもらいたいなあ〜
と思っています。
まず、最初に感じて欲しい
「テーマ」のイメージは「絵の具」だと思ってとお話しました。
そして、
その「絵の具」で.各バリエーション(変奏曲)を物語にして自由に思った色を使って描いてみてね!
と伝えました。
すると やっぱり!
Sちやんは「え〜 難しい! わかんない〜」
と 言い始めました。
でも、Sちやんも各バリエーションを聴いてみてからイメージ出来る色を聞いてみると
以外と曲にマッチしているんですよ!
例えば、短調の とあるバリエーションを
「何色で描きたい?」
と聞いてみると
「むらさき色」
との答えが、すぐに返ってきました。
「ほら、いいんじゃない?」
と言うと嬉しそうな笑顔になりました。
ここは、何色!
ここは、何色!
と楽しそうに答えが返ってきました。
Sちやんが最初に言っていた、「わかんない」は、どこにいつちやつたの?です。
講師がちょっとだけ、アドバイスしてあげると自分で答えが出てくるようです。
Sちやんだけじやないんですよ〜
どのこども達にも言えることなんです。
だから、決してこどもだからなんて思ちやダメです。
逆にこどもだからこその発想があるんです。
面白いですよ!
講師が一方的にお話しするより、Sちやんも私も楽しい!
これが、大切だと私は思うのですが?
これから、どんどん新しいバリエーションを
Sちやんが描いた物語を使って弾いていってもらうつもりです。
Sちやんの考える絵の具の使い方がとても楽しみです。
テーマの絵の具を使って物語を作ると、やっぱりイメージしやすいようでした。
これからのレッスンでどんな「キラキラ星変奏曲」になるのか?
きっと素敵な曲になると思います。
今から、発表会が待ち遠しいです。
クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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