ピアノのイタズラ弾きを叱らないで!
2019/05/12
ピアノの上達には、お母様方もお家での練習が一番大切な事ご存知だと思います。
ですから特に幼いこども達のほとんどはお母様に促されて練習をしている子が多いと思います。
毎日少しでも練習する事は、大切ですからお母様が「練習しようね!」と言葉がけして下さる事講師としては、大変有り難いです。
でも、練習中に大人にとつてはなんだわからない曲を弾くことが幼いこども達には、よくあります。
これ、特別な事でないんです。
だから、そんな時お母様方に
「ちゃんと先生に言われたところ練習しないとダメでしよ!」
なあ〜んて
叱らないで欲しいんです。
逆に、私はイタズラ弾きするって大切な事だとさえ思うんです。
もちろん、練習曲を全く弾かないでイタズラ弾きだけでは、NGですが〜
何故イタズラ弾き「ダメ」といっちゃいけないの?
ですよね〜
考えてみましようね!
お母様方は、どうしてピアノを習わせようと思いましたか?
ピアノを習うと頭が良くなるなんて事実より
一番大切な思いは、楽しく弾けるようになつて欲しいと思っている方断然多いと思うんです。
大人にとっては、なんだかわからない曲でも幼いこども達にとっては、カッコ良くて素敵に弾いているつもりなんです。
それを「ダメ」の一言で全否定されたらピアノに対するモチベーションが下がってしまい一番大切な楽しいなあ!を忘れさせてしまう事になっちゃいますよね!
これでは本末転倒です。
また、イタズラ弾きの素晴らしさもある事を知って欲しいです。
イタズラ弾きと思っている事!
実は、こども達は知らず知らずのうちに自分で表現する事を楽しみながら学んでいる事を大人は忘れてはいけないと思うんです。
練習曲とその合間に弾くイタズラ弾きは、本当に素敵なメローディを奏でられる準備期間と思う事です。
仕方ないから練習曲だけ練習するこども達より楽しくイタズラ弾き出来る事!
ある意味すごい事だと私は思います。
いつもお話ししていますが、こども達な感性は本当に素晴らしい!
この感性を更に引き出してくれるのがイタズラ弾きにはあると私は思うんです。
将来的に表現豊かな演奏を自分自身で表せるようになる糧にもなるかもしれないのです。
先程もお話ししたように練習曲を全く弾かないのは困りますが、その上でイタズラ弾きをするならば、おおらかにお子様を見守る事も大切と思います。
幼いこども達には、ピアノを弾く事が楽しいと思わせる事をご家庭でも行って頂きたいと願います。
クラビアートピアノ教室 講師 田原礼子
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