20世紀ケンプ氏最後のお弟子田村美和先生とのプライベートレッスンその３

中学１年生Hちゃんのプライベートレッスンは

曲名は、７月の発表会で演奏した

ドビュッシー作曲「アラベスク第一番」で行われました。

Hちゃん自身が以前より　いつか演奏したいと憧れていた曲です。

クラビアートピアノ教室には、２台のピアノがあります。

Hちゃんは、美和先生に

「どちらのピアノでレッスンしたい？」と聞かれました。

美和先生は、日本滞在中のプライベートレッスンの時

複数のピアノがある場合　このようにレッスンを受ける生徒さんに必ずお聞きになっています。

Hちゃんの答えは、即答で「ベヒシュタイン社のザウター」と答えました。

私は、その言葉をとても嬉しく思いました。

さすが中学生！

Hちゃんは、きちんと

ピアノ「ザウター」の素晴らしさと怖さを知って望んだ言葉だったからです。

世界三代ピアノと言われるベヒシュタイン社のピアノは、いつもお話していますように正しい弾き方をしないと

全くのピアノに関心のない方がお聴きになっても分かる程　良い音を出してくれません。

そのかわり、きちんと正しい弾き方をすると限りなく美しい音になります。（特に高音部はクリスタルのようなキラキラした音が出てきます。）

発表会前にピアノ「ザウター」でのレッスンをたくさんしました。

ですから、正しい弾き方をしないと綺麗な音が出ない事をも　ちろん知っていました。

それにも関わらず、このピアノを選んでくれてのレッスン～

Hちゃんのこのレッスンにかける大きな意欲を感じたからです。

Hちゃん自身も音の善し悪しがはっきり分かる「ザウター」でのレッスンは、かなり緊張したと思います。

美和先生は、下記の言葉をお話下さりレッスンが始まりました。

「通常の限られた時間の中では、礼子先生が指導したくても出来ない部分を今日はレッスンしますね。」と！

Hちゃんは、いつも　良くも悪くも自分の意見はっきりとお話出来る素晴らしい生徒さんです。

今回のプライベートレッスンも　貪欲に　ものおじせず、いろいろな事を美和先生に質問していました。

美和先生は、日頃から　どんな小さな子どもたちであっても

しっかり、わかりやすく指導下さいます。

Hちゃんも何か感じるものがあったようで、嬉しそうにレッスンを終了出来たようです。

また、先生の作曲や編曲をした日本では購入不可能の楽譜を購入　　サインを頂いていました。

この、楽譜については次回のブログにてお話させて頂きます。

興味のお有りの方は、ぜひお読み頂けたら幸せです。

とにもかくにも　その楽譜を購入出来サインを頂きとても嬉しそうでした～♫

美和先生　本当にありがとうございました～❤

ドイツへ無事にお帰りください。

美和先生は、来年３月に日本でコンサートを行う予定だそうです。

その際には、またお会いしたいと思います。

座間市クラビアートピアノ教室　　講師　　田原礼子