ケンプ氏最後のお弟子田村美和先生と生徒のプライベートレッスン　その２

まず、１０月２８日は小学生お二人のレッスンからはじまり、中学生の生徒さんで終了いたしました。

Sちゃんは、クーラウ作曲ソナチネアルバム第９番１楽章

Mちゃんは、エステン作曲　お人形と目覚め

中学生のHちゃんはドビュッシー作曲　アラベスク第１番

さて、ここで前置きを１つさせて下さい。

美和先生は、子供たち一人ひとりのレッスン行う前に必ず　こうおっしゃい下さいました。

「私は今日、田原先生が限られたレッスン時間の中では　お話出来ない事をレッスンさせてもらいますね！」

それでは、今回はSちゃんのソナチネアルバム９番のレッスンのお話をさせて頂きます。

はじめに書いてある音楽記号の意味を子供にもわかりやすく説明なさる事からレッスンがはじまりました。

Spiritiosoイタリア語で　　元気に　活き活きと　　という意味ですね！

それを、先生はどういう言葉で説明なさったか？

「お口の中でパンパンはじけるお菓子を食べている　はじける音をイメージして弾いてごらんなさい」とおっしゃいました。

するとどうでしょう。

魔法にかかったように　更に元気に活き活きとした演奏になりました。

また、この曲のテーマを探す指導なさってくださいました。

テーマとは曲の主題

ある１つの曲の中で表現される曲想の、全体的統一感をなす大切なものです。

このようなかなり専門的な音楽的分野に対して苦手意識をお持ちの方は、こう考えたらどうでしょう？

専門家にお伝えしたらお叱りを受ける伝え方かもしれませんから

あくまで　私独自の説明と思ってお読み下さい。

現代テレビドラマで例えたらいかがでしょうか？

必ず冒頭にテーマ曲と言われる曲が流れますよね！

ある１つのドラマの主題歌とも言われてます。

ドラマには無くてはならない大きな存在感となっているはずです。

このように考えると楽曲のテーマを知る事の大切さが少しでもおわかり頂きやすくなりませんか？

その後は、曲の中で転調している部分を探し演奏をしてみました。

当初３０分レッスンの予定がどの子供たちにも１時間程のお時間をかけてレッスンしてくださいました。

田村美和先生は、いつもお時間を大幅に超えてレッスンして下さいます。

あらかじめ余裕をもって時間配分をしておりましたので、順調にレッスンを執り行う事ができました。

保護者様には、長いお時間のレッスンをとても感謝されました。

でも、レッスンをしたのは私ではなく美和先生ですので、私からしっかりお礼申しあげました.のでご安心ください！

クラビアートピアノ教室　　　講師　　田原礼子