先生指が滑って弾きにくい〜(≧∀≦)
2024/07/17
Nさんは年齢不詳の若々しい素敵な大人の女性です。
次回の課題曲は必ず仕上げてくださる練習熱心な生徒様です。
今はツェルニー30番がもう少しで終わるレベルまで頑張って頂いています。
あるレッスン日に
「先生指が滑るのですが？どうしたらよいでしょうか？」
質問されました。
滑る原因は色々とあります。
1:指の汗や指の乾燥
汗で滑りやすいのはわかりやすいですが実は乾燥でも滑りやすいのです。
2:音を鳴らす時の正しい筋肉を使っているか？
初級者に多い手首を動かして弾いている事はよくありません。
とても疲れやすく手指も痛めやすいからです。
3:シャープ#️⃣やフラット♭黒鍵に苦手意識がある！
まず、調号シャープ#️⃣やフラット♭
1つから徐々に増やして弾いて行く事です。
白鍵から黒鍵を弾く場合鍵盤の左右の動きだけでなく鍵盤に対して上下の動きも取り入れますと楽に弾けるようになります。
4:指先に力を入れる
しっかりしたタッチでないと粒の
揃った美しい音は出せません。
5:指先に力を入れすぎない
力みすぎると粒が揃わないばかりか
早いパッセージを弾ききれない。
4と5は相反する事ですがまずここが
大切です。
特に5は脱力と言う演奏方法を学ぶ事です。
力を入れすぎないからと言って指先がフニャフニャしたり反ったりする事ではありません。
以外ですがしっかりしたタッチで弾けそうな2の指は指先が反りやすいので気をつけないといけません。
Nさんの場合は
3の黒鍵に苦手意識があります。白鍵から黒鍵に移る場合指先を上に動かし逆に黒鍵から白鍵に戻る場合は下に移動します。
すると常に指が鍵盤に向かってまっすぐとなりますので滑りにくくスムーズに動くはずです。
更に4と5でお話ししたように鍵盤に対しての力加減を知る事も滑りにくくなる要素と思います。
その為には脱力と言う演奏方法を学ぶ事が大切です。
脱力については、またの機会にお話させて頂きたいと思います。
クラビアートピアノ教室
講師 田原礼子
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